ウラル連邦管区の経済概況について  

 

 本情報は、2004年2月3日東京で開催されたウラル連邦管区プレゼンテーションにおいてウラル連邦管区側が事前にロシア語および日本語にて作成し、プレゼンテーションの際に配布した同連邦管区と各州の経済概況です。

 ここではウラル側で作成した日本語資料を掲載いたしますが、必ずしも翻訳が的確でない箇所もありますことをご了承下さい。

 

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 尊敬する皆様

 わたしはロシア統一国家の中の七つのうちの一つ、ウラル連邦管区にある科学・産業の実力、天然資源に関する資料を提出できることを光栄に思います。

 ロシア大統領は、すべての国においてまじめに働くことのできる人が豊かに暮らすことができるような政策をすすめます。その目的を遂げる上で大切なことは、世界貿易機関の対等な一員となることです。もう一つ大切なのは相互理解です。

 わたしはウラル連邦管区に関する詳しい知識が、両国民の相互理解と善隣関係の強化に著しく貢献するものと堅く信じております。

敬具、

ピョートル・ラトィシェフ

ウラル連邦管区・ロシア大統領全権代表

 


 

ウラル連邦管区

 

 2000年5月13日、ロシア大統領は七つの連邦管区の制定を布告された。ウラル連邦管区は、ロシアで一番よく産業発展しつつある地域である。ピョートル・ラトィシェフは、ウラル連邦管区のロシア大統領の全権代表者である。ウラル連邦管区はロシア連邦に加入する六つの領土からなる。その領土には、スヴェルドロフスク州、チェリャービンスク州、クルガン州、チュメニ州、ハンティ・マンシとヤマロ・ネネツ自治管区がある。連邦区の面積は1,788,900平方キロメートルで、国土面積の10.5%である。

 ウラル連邦管区での石油採取は、全ロシアの67%、天然ガス採取は95%を占める。また、連邦管区には、ロシアの鉱石埋蔵量の6分の1、木材の10%がある。連邦管区は、将来性のある三つの燃料・原料基地が交差している所にある。それは、カラ海を含む西シベリア、バレンツ海の陸棚、チィマノ・ペチョルスク地方である。他方では、カスピ海の地方と西カザフスタンに隣接しているウラル連邦管区の産業をもって、当地方の産業開発が可能である。

 連邦管区の人口は、ロシアの人口の8.7%である。経済統計によると、ウラル連邦管区は、ロシアの国民総生産の19.8%、固定資本投資の24%を供給するということだ。人口一人あたりの生産量は、連邦管区の内で一番大きいし、国税収で2位を占める。

 

ロシア連邦の領土

面積、

千平方キロ

人口、

千人

都市数

首都、大都市

クルガン州

71.0

1062.1

9

クルガン、シャードリンスク

スヴェルドロフスク州

194.8

4511.2

47

エカテリンブルグ(13240000)

ニージニータギル(473400)

カーメンスクウラリスキー(207000)

ペルヴォウラリスク(165400)

セロフ105000)

チュメニ州

161.8

1336.7

5

チュメニ(554100)

トボリスク(115900)

イシム(60200)

チェリャービンスク州

87.9

3604.7

30

チェリャービンスク(1107900)

マグニトゴルスク(427500)

ズラトウースト(198300)

ミアス(164300)

オジョールスク、トロイツ

ハンティマンシ

自治管区

523.1

1444.2

15

ハンティ・マンシースク(39700)

スルグト(278900)

ニジネワルトフスク(238100)

ランゲパース(106500)

ニャガーニイ(60800)

ヤマロネネツ

自治管区

750.3

513.4

6

サレハルド(37400)

ノヤブリスク(106500)

ノーヴィイウレンゴイ(101200)

ナヂム(45500)

合計

1788.9

12472.3

112

 

 

 ウラル連邦管区の人口一人あたりの投資額は、全ロシアに比べて3倍多い。連邦管区の市場は、上手い投資作成のおかげで、外国投資家にとっては、魅力的な地域になった。投資の状態は、次のような特徴がある。

  • 大規模な商業

  • CIS(独立国家共同体)の市場への接近

  • 豊富な天然資源

  • 高度な技能をもつ職員

  • 高度な水準の科学技術

  • 輸送機関の発達

 

 ウラル連邦管区は、ロシア経済への固定資本投資の23%及び海外投資の13%以上を占める。機械工学、電力工学、核産業、ロケット技術の分野で活動する研究所によって、ウラル連邦管区の産業を技術的に一新できることが強調されている。ウラル連邦管区の制定は、西シベリアの原料資源を南・中央ウラルの工業、チュメニ州の南部、クルガン州、スヴェルドロフスク州、チェリャービンスク州の農業と合併させるのに重要な前提条件である。それをもとに、連邦管区は、重工業優位を備えた地区からよく発達しつつある地区に変化させることができる。連邦管区は、新しい技術的レベルで、数十年の間に蓄積された問題を解決できるし、生活水準を向上させることができる。それは、ロシアの全国利益及び国家安全概念の主要な法則に相当する構造の再編成に向けられる。

 ウラル連邦管区の失業者数は、最低である。新しい就職口を生成する問題は、企業及び組織レベルと同様に地区レベルの管理によって解決される。外国企業と小企業はこのプロセスに寄与する。連邦管区及び地方当局は、それらの営業の成功のためにますます好ましい状況を作成しようとする。現在、小企業はウラル連邦管区の公認企業総数の23%を占めている。小企業の生産量は、国民総生産の9%に達する。

 ウラル連邦管区の地政学的役割は、その地理的位置及び経済的な可能性によって決定される。北極海からカザフスタン大草原まで広がっているウラル連邦管区は、ウラル山脈の東斜面にそったユーラシア大陸の真中に位置している。連邦管区は、多くの国々の地政学的興味が交差しているところにある。一方の側には欧州経済協同体が、反対側にはアジア太平洋経済協力会議の国々がある。

 ウラル地域は、世界の東洋と西洋の二つの側の間の最短の通商路である。ウラル連邦管区は典型的なロシアの領域である。ロシア人の80%、タタール人とバシキール人の10%を含め、20の民族がここに住んでいる。ハンティ・マンシとヤマロ・ネネツ自治管区の人口の5%は原住民である。

 彼らの中には、ハンティ人やマンシ人やセルクープ人、ネネツ人などがいる。国家は、北方民族の文化を維持することに大きな注意を払う。ウラル地域の天然資源は豊かで、地域の発展と産業の専門家に影響を及ぼし、ロシアでもっとも豊かな鉱物資源がある地方のうちの一つである。その北部と北東部領域の大部分は森林で覆われている。西シベリアの領域には、世界のガス埋蔵量の26%及び世界の石油埋蔵量の6%がある。

 地区の産業構造は、その発展の複雑な特徴を示している。

  • 燃料産業                        49%

  •  鉄鋼業                           14.6%

  • 機械工業、金属加工         9.2%

  • 食品産業                        2.6%

  • 非鉄冶金                        7.2%

  • 電力供給体制                  7%

  • 建築材料生産                  1.5%

 ウラル連邦管区の土地総面積は、1億8,180万ヘクタール(国土の10.6%)である。連邦管区の制定は、連邦管区内の領域の間だけでなく、ロシアの他の地域との文化交流の拡大の為の刺激を与えた。ウラル連邦管区にある1,200以上の教育機関では、74の高等教育機関を含めて三百万人の学生が学んでいる。私達のウラルの科学は輝かしい伝統を持っている。ロシア科学アカデミーウラル支部及び様々な研究所が科学研究を行っている。連邦管区には45の劇場があって、すべての種類の舞台芸術を見ることができる。ウラルでは、国際と国内のフェスティバルが開催されている。例えばエカテリンブルグで行われる「新生ロシアの映画」という地方劇映画祭、チュメニでの「歴史の未解決の問題」というテレビ番組祭、ハンティ・マンシでの「火魂」という国際映画祭、「ロシア」という記録映画祭などがロシアの映画技術に貴重な貢献をしている。

 

ウラル連邦管区の工業生産量

2003年

上半期

2003年

上半期の百分比で

電力、10億キロワット時

68.6

111.7

石油採取(ガス凝縮物を含めて)百万トン

136

111.3

石油分解、百万トン

3.0

103.4

天然ガス、10億立方メートル

283

103.0

石炭、百万トン

2.1

90.6

鉄鉱石、百万トン

6.4

106.

鋼鉄、百万トン

12.1

106.7

圧延鋼鉄、百万トン

9.3

103.0

鋼管、百万トン

1.4

118.9

合成樹脂、プラスチック、千トン

46.2

123.2

ラッカー、ペンキ、千トン

4.0

93.8

自動車タイヤ、百万輪

1.4

189.3

薬剤、10億ルーブル

1.2

131.1

不断鋳造機械、装置、千トン

1.6

112.8

貨車、千台

5.3

192.2

小出力の電動機、千台

229

105.0

アキュムレーター、鉛蓄電池、千台

838

112.5

遠心ポンプ、蒸気ポンプ、電動ポンプ、千台

18.9

120.7

木工機械、千台

207

38.8

貨物自動車、千台

3.7

79.9

バス、台数

627

147.5

トラクター、千台

1.0

127.6

ブルドーザー、台数

755

110.1

道路建設用車、台数

274

170.2

陶磁器、マジョリカ焼の食器、百万個

19.8

92.4

産業用材、百万立方メートル

3.0

107.3

材木、千立方メートル

894

102.9

木質繊維の板、百万平方メートル

6.7

108.8

組み立ての鉄筋コンクリート構造、百万立方メートル

1.1

93.9

煉瓦、百万個

392

96.0

アスベスト、千トン

240

113.3

建築用のガラス、百万平方メートル

1.8

106.6

毛織物、百万平方メートル

3.1

89.4

メリヤス製品、百万枚

1.2

125.5

革靴の生産、百万足

1.3

106.4

パンと各種パン製品、千トン

299

98.8

食肉、千トン

78.8

112.2

ソーセージ製品、千トン

49.1

109.8

動物性油、千トン

3.8

94.4

全乳製品、千トン

310

108.4

チーズ、千トン

3.5

92.1

海産物、漁獲量、千トン

5.9

84.6

小麦粉、千トン

453

99.1

 

 


 

クルガン州

 

クルガン州の首都

クルガン市

領土

面積7万1千平方キロメートル(国土の0.4%、ロシア連邦第46位である)

人口

1062.1千人(ロシア総人口の0.7%、ロシア連邦第51位である)

人口密度

1平方キロメートル当たり15人

鉱物資源

建築用資源産地(天然ウラン、粘土、砂、石膏、石炭岩)

基幹産業

機械工業(化学産業、印刷業、農業産業用機械、自動車部品、バス生産、道路建築用機械)、軽工業(絨毯、革靴、衣服)

農業

穀物の栽培(春まき小麦)、生飼料

 

 クルガン州の経済は、大部分は農業に依存している。穀物と肉・ミルクの生産量が高い。クルガン州では、ソバ、アマ、ヒマワリ、キビ、じゃがいも、トウモロコシ、野菜、果樹、春まきと秋まきの作物が栽培されている。畜産では、最も盛んな部門は肉・ミルク畜産、羊の飼育、養豚、養鶏、養毛皮獣などである。クルガン州の産業構造は、次の通りである。

 

  • 工業産業                 40.8%

  • 農業                 29%

  • 建築                      9.2%

  • 交通機関                7.2%

  • 商業                      10.3%

 

基幹産業は、機械工業、金属加工、電カ経済である。その他、石炭採掘と非鉄冶金が発展している。クルガン州には、自動車輸送、鉄道輸送、空輸、パイプラインの輸送網がある。南ウラル鉄道クルガン支部は、州で一番大きく、鉄道線路の長さは680キロメートルである。その他石油パイプライン5本、石油製品パイプライン3本、ガスパイプライン2本があり、それらの全体の長さは3千3百キロメートルである。クルガン空港は、すべてのクラスの航空機を歓迎するように設計されている。小企業は、州の総生産の10%を占める。又、小企業は、下請けの建築のうちの5分の1、小売取引額のうちの3分の1を占める。

クルガン州は、多くの国々と貿易関係がある。外国貿易のパートナーは、イギリス・ドイツ、イラン、スペイン、インド、ヨルダン、アラブ首長国連邦、ポーランド・スロヴァキア・アメリカなどの国々の会社である。その他、ウクライナ、キルギス、タジキスタンなどの独立国家共同体との貿易を行なっている。2003年上半期の貿易高は、5,500万ドルである。輸出高は65%を占める。輸出の多くを占める品物は、機械エンジニアリングの製品、石油化学製品、食品加工(油、魚、小麦粉)などである。クルガン州は、ロシアの食品輸出の3%を占める。100以上の会社が外国の経済活動に関係している。「クルガン機械製作工場」、「クルガンスチールモスト」、「ロヂヤ」という縫製作会社、「クルガンヒムマーシュ」、「シーンテズ」、「シャードリンスクミルクエ場」、「クルガンエネルゴ」、「クルガンバス製作工場」、「シャードリンスク自動車用ユニツト製品工場」などの企業は、外国貿易関係がある。51の合同会社がクルガン州で登録されている。クルガン州の会社は、ニージニーノヴゴロド、オムスク、アブーダビ(UAE)、フランクフルト(ドイツ)、エルサレム、(イスラエル)、プロヴヂィフ(ブルガリア)、タシケント(ウズベキスタン)という、国内と外国で開催される展示会に参加している。

クルガン州は、「マシーンエクスポルト」、「エクスポーセンター」、ロシア対外経済協会、ロシア商工会議所という組織及びモンゴル(中央アイマク)、アメリカ(ウイスコンシン州)、カザフスタン(クスタナイ州、アクモリンスク州、北カザフスタン州)との長期契約がある。

クルガン州は、農業と食品加工ヘ投資には伝統的に魅力的な地域である。

 

クルガン州の経済指標

2003年

上半期

2003年

上半期の百分比で

電力、百万キロワット時

710

110.9

薬剤、百万ルーブル

617

147.2

バス、台数

627

147.9

遠心ポンプ、蒸気ポンプ、伝動ポンプ、千台

14.1

142.3

木工機械、台数

83

31.0

道路建築用機械、台数

27

168.8

材木、千立方メートル

23.3

82.9

建設用の煉瓦、百万個

15.3

97.5

メリヤス製品、千枚

155

70.6

パンと各種パン製品、千個

17.2

96.3

食肉、千トン

3.5

125.3

全乳の製品、千トン

24.6

108.7


 

スヴェルドロフスク州

 

スヴェルドロフスク州の首都

エカテリンブルグ市

領土

面積194.8千平方キロメートル(国土の1.1%、ロシア連邦第20位である)

人口

4511.2千人(ロシア総人口の3.2%、ロシア連邦第5位である)

人口密度

1平方キロメートル当たり23.6人

鉱物資源

鉄鋼物、銅鉱物、ボーキサイト、石炭、大理石、アスベスト、タルク、金属、白金、宝石、装飾用の石

基幹産業

鉄鋼業、非鉄冶金、金属加工、機械工業(電力発電所の装置、化学産業用の装置)、化学産業(硫化鉄鉱の精鉱、硫酸、過燐酸石炭、硫酸銅、コークス化学物、窒素肥料、プラスチック)、建設材料(セメント、石綿セメント製品、組み立ての鉄筋コンクリート板)、木材加工(木質繊維の板、チップボート、段ボール、紙、合板)

よく知られたものは、ウラル宝石から作られた製品である。

農業

農業は盛んで、作付面積はあまり大きくないが、その半分は飼料作物である。その結果、よく発展する農業部門は、肉・ミルクの畜産である。養鶏業と野菜、ジャガイモを栽培する農業は、主として産業の中心地の周りに集中している。また、養蜂業も発展中である。

 

スヴェルドロフスク州は、外国貿易と対外経済の分野において、連邦区内及び全ロシアで首位を占める。輸出高の著しい上昇は、貿易高の増加をもたらした。2002年に、輸出高は一割増加したし、輸入高は1%増加した。このようにして、ロシア連邦の貿易高でのスヴェルドロフスク州の占める割合は8%にのぼった。1,200以上の会社が外国の経済活動に関係している。外国貿易に関係する企業は、次の通りである。「ボゴスロフスキーアルミニウムエ場」、「ヴェルフニャヤサルダ冶金生産連合」、「ニージニータギル冶金大企業」、「SUAL-ホールディング・カンパニー」、「ウラルエレクトロメヂィ」などがある。スヴェルドロフスク州は、全ロシアの非鉄・鉄鉱冶金の13%、石油化学産業の1.7%、機械工業の7.1%を占める。スヴェルドロフスク州はロシア連邦での重要な輸出基盤である。スヴェルドロフスク州は、ヨーロッパとアジアの間をつなぐ役割をし、最大の輸送ルートのうちの一つである。長さ3,554キロのスヴェルドロフスク鉄道は、海外向けを含む輸送手段として大きな役割を果たしている。工カテリンブルグにての「コリツォヴォ」空港は、国際的なステータスを持っている。現在、コンテナー輸送が集中的に導入される。貨物の輸送と保管の設備がある。スヴェルドルフスク州は、銀行の大規模な活動基盤がある。外国貿易に関係する企業に仕える銀行は、国際銀行通信協会とロイター2000のメンバーであり、世界の大銀行とコルレス契約を結んでいる。

スヴェルドロフスク州は、外国投資を誘致するのに大きな役割を果たしている。2003年の上半期には、外貨投資額が5億8,800万ドルにのぼった。100以上の登録された組織は、66ヶ国の投資家によって支援される。

 エカテリンブルグは、行政、工業、学問、文化、ビジネスの大中心地である。人口では、ロシア連邦第5位を占める。

 新しい社会経済状況の中で、エカテリンブルグは、他の連邦区内の領土と共に新しいビジネス基盤と投資条件を改善しようとしている。

 

スヴェルドロフスク州の経済指標

2003年

上半期

2003年

上半期の百分比で

電力、10億キロワット時

22.0

109.3

石炭、千トン

618

79.3

鉄鉱、百万トン

5.7

110.1

鋼鉄、百万トン

3.7

107.2

圧延鋼鉄、百万トン

2.6

106.7

鋼管、千トン

949

111.7

自動車タイヤ、百万輪

1.4

189.3

ラッカー、ペンキ、千トン

2.9

170.6

合成樹脂、プラスチック、千トン

40.8

116.1

不断鋳造機械、千トン

1.6

112.8

貨車、千台

5.3

192.2

道路建設用の機械、台数

231

159.3

陶磁器、マジョリカ焼の食器、百万個

15.2

90.3

産業用材、百万立方メートル

1.8

112.3

木質繊維の板、百万平方メートル

6.7

108.8

セメント、千トン

1.2

104.8

組み立ての鉄筋コンクリート構造、百万立方メートル

355

87.9

建設用の煉瓦、百万個

168

91.6

アスベスト、千トン

240

113.3

建築用のガラス、百万平方メートル

1.6

99.1

パンと各種パン製品、千トン

115

99.7

菓子類、千トン

30.5

110.4

食肉、千トン

31.7

106.7

ソーセージ製品、千トン

20.0

101.2

全乳製品、(牛乳量で表せば、千トン)

11,141

109.0

 

チュメニ州

 

領土

面積161.8千平方キロメートル(国土の0.9%、ロシア連邦第27位である)

人口

1336.7千人(ロシア総人口の0.9%、ロシア連邦第41位である)

人口密度

1平方キロメートル当たり8.3人

鉱物資源

砂、粘土、地下水の64の埋蔵地がある。一番重要な鉱物は、チュメニ州南部にあるウヴァツコイェという埋蔵地に集中する石油である。九つの石油埋蔵地の埋蔵量は1億2,200万トンである。

基幹産業

機械工業、電力経済、食品産業、石油化学産業、軽工業、医療設備産業、木工業

農業

農業作物は、穀物、ジャガイモ、野菜、牛肉、鶏肉、卵

 

チュメニ州の経済発展には、豊富な石油・天然ガス埋蔵地のヤマロ・ネネツ自治管区とハンティ・マンシ自治管区がその近くに位置することが大きく影響している。チユメニ州の企業は、北方地方に日曜工業製品を供給している。北方の地方から得るのは、天然ガスである。チュメニ州総生産に大きな貢献をするのは、石油パイプラインでの移送である。

基斡産業は、電力経済、機械工業、食品産業である。輸出晶は、蓄電池、医療設傭と器具、毛織物、ガス、石油、自動車産業用の部品、計量器などである。一番重要な鉱物は、チュメニ州南部にあるウヴァツコイェという埋蔵地に集中する石油である。経済上、重要な役割を果たす地上天然資源は森林資源である。総合木材量は、針葉樹林の3億400万立方メートルを含めて8億500万立方メートルである。州南部にある耕地の面積は、340万ヘクタールである。ロシア平均の基準から見れば、チュメニ州南部の条件は農業生産に適しているといえるチュメニ州は、右油・天然ガス採掘の産業及びハンティ・マンシ自治管区とヤマロ・ネネツ自治管区に製品を供総する上で、重要な地域である。又、チュメニ州は、ロシアの東地方と西地方の間を結ぶ地域である。

 

チュメニ州の経済指標

2003年

上半期

2003年

上半期の百分比で

電力、10億キロワット時

0.44

114.1

石油採取(ガス凝縮物を含めて)、百万トン

136

114.2

蓄電池、鉛蓄電池、千台

838

112.5

木工機械、台数

106

51.5

産業用材、百万立方メートル

0.158

107.1

建設用の煉瓦、百万個

67.0

93.3

毛織物、百万平方メートル

2.7

96.0

肉食、千トン

21.9

129.0

ソーセージ製品、千トン

7.2

112.95

動物性油、千トン

1.0

84.8

全乳の製品、千トン

57.6

102

海産物、漁獲量、千トン

1.1

143


 

チェリャービンスク州

 

チェリャービンスク州の首都

チェリャービンスク市

領土

面積87.9千平方キロメートル(国土の0.5%、ロシア連邦第39位である)

人口

3607.4千人(ロシア総人口の2.5%、ロシア連邦第9位である)

人口密度

1平方キロメートル当たり41.7人

鉱物資源

石炭、鉄鉱(バカリスコ、マグニトゴルスク、ズラトウースト)、マグネサイト(サツキンスク)黒鉛(タイギヌスク)、耐火粘土(ニージニーウヴェルスク)

基幹産業

鉄鋼業、非鉄冶金、金属加工、機械工業(トラクター、自動車、道路建設用の機械、採掘用の機会、上質鋼の生産)、化学産業(硫酸、ペンキ、ラッカー、ガラス強化プラスチック)、名物として、カスピィースクとクシヌスクの鋳造、時計、ズラトウーストの版画が知られている。

農業

肉・ミルク産業、養鶏、養豚、穀物、マメ科植物

 

チェリャービンスク州の経済では、冶金の大コンビナートが重要な役割を果たしている。その生産高は、州総生産の68%を占める。地域は、外国の経済活動に関係している。2002年に、外国貿易高は、18億5,120万ドルの輸出高を含めて27億4,570万ドルにのぼった。外国貿易の主なパートナーは、カザフスタン、中国、イラン、イタリア、オうンダ、トルコ、台湾などである。外国貿易に関係する企業は、次の通りである。「マグニトゴルスク冶金工場」、「チェリャービンスク電解液亜鉛工場」、「ウファレイニッケル」、「URALAZ」などの株式会社である。2003年7月1日付けで登録された小企業数は、19,439である。2003年の上半期に、チェリャービンスク州の経済への外国投資額は5億635万ドルである(去年の百分比で180%)。

銀行の大きな活動墓盤がある。信用貸しの機関網は、34のロシアスベルバンク支局、13のチェリャービンスク州の銀行、19の他州の銀行支局からなる。空港が二つある(チェリャービンスク市、マグニトゴルスク市)。チェリャービンスク空港は国際的なステータスを持っている。

 

チェリャービンスク州の経済指標

2003年

上半期

2003年

上半期の百分比で

電力、10億キロワット時

10.4

108.9

石炭、千トン

1.5

96.2

鉄鉱、百万トン

8.4

106.5

圧延鋼鉄、百万トン

6.6

101.6

鋼管、千トン

433

138.2

ラッカー、ペンキ、千トン

384

15.0

小出力の電動機、千台

229

105.2

貨物自動車、千台

3.6

81.5

トラクター、千台

1.0

127.6

ブルドーザー、台数

755

110.1

セメント、千トン

414

77.8

組み立ての鉄筋コンクリート構造、百万立方メートル

422

102.3

建設用の煉瓦、百万個

143

103.1

建築用のガラス、百万平方メートル

159

450

靴、百万足

1.1

113.1

パンと各種パン製品、千トン

91.2

97.2

食肉、千トン

21.9

109.0

全乳製品、千トン

86.4

115.8

チーズ、千トン

2.6

97.0

小麦粉、千トン

272

101.5


 

ハンティ・マンシ自治管区

 

ハンティ・マンシ自治管区の首都

ハンティ・マンシ市

領土

面積508.9千平方キロメートル(国土の3.1%、ロシア連邦第11位である)

人口

1444.2千人(ロシア総人口の0.9%、ロシア連邦第39位である)

人口密度

1平方キロメートル当たり2.6人

鉱物資源

天然ガス、石油

基幹産業

石油・天然ガス採掘

農業

肉・ミルク産業、トナカイの飼育業、狩、野菜

 

ハンティ・マンシ自治管区の経済は、石油埋蔵地の活用がその基盤となっている。現在、自治管区は、ロシア連邦で最大の石油輸出地域であり、全ロシアの経済にも重要な役割を果たす。自治管区の外国貿易活動では、信用、海外直接投資、情報交換観光旅行などが優先されている。外国貿易の主なパートナーは、67カ国の会社である(アメリカ、ドイツ、ポーランド、オーストリア、フィンランド、カナダ、チェコ、独立国家共同体)。18の外国会社が正式認可を受けた。111の企業は、外国資本の投資を受け、26の企業では外国資本が投資額100%を占める。外国貿易高は、158億ドル(輸出高−154億ドル、輸入高−3億ドル)。外国貿易収支は黒字である。自治区は、ロシア連邦の輸出高の15.3%を占める。輸出品は、木材、森林資源、石油などである。木材を輸出する会社のなかで、「ソヴィエツクレス」、「アリャビエフスキー森林産業ホールデング・カンパニー」、「マリノフスキー森林産業大コンビナート」という企業を挙げることができる。

投資の可能性では、ハンティ・マンシ自治管区は、モスクワ、サンクトペテルブルグ、モスクワ地域の後に第4位を占める。2003年に、海外投資家はハンティ・マンシの経済に2億8,300万ドルを投資した(去年に比べて3.7倍多い)。高度に発展した輸送基盤は、地域の国際的な経済活動を発展させるための重要な要素のうちの一つである。地区に13の空港がある。連邦ステータスの空港が二つある。ハンティ・マンシの空港は今改築されている。河川運輸は、地区にとっての大きな重要性が注目される十分な可能性がある。

 

ハンティ・マンシ自治管区の経済指標

2003年

上半期

2003年

上半期の百分比で

電力、10億キロワット時

30.2

115.1

石油採取(ガス凝縮物を含めて)百万トン

112

110.9

石油分解、百万トン

2.7

101.4

天然ガス、10億立方メートル

11.9

121.3

産業用材、百万立方メートル

1.0

102.9

枕木、千本

9.4

9.3

パンと各種パン製品、千トン

28.3

105.7

食肉、千トン

771

119.9

ソーセージ製品、千トン

10.0

101.7

動物性油、千トン

10

142.9

全乳製品、千トン

8.1

76.1

海産物、漁獲量、千トン

3.6

76.1

 

 

 

ヤマロ・ネネツ自治管区

 

ヤマロ・ネネツ自治管区の首都

サレハルド市

領土

面積750.3千平方キロメートル

人口

508.9千人(ロシア総人口の0.3%、ロシア連邦第72位である)

人口密度

1平方キロメートル当たり0.7人

鉱物資源

天然ガス、石油

基幹産業

燃料産業

農業

トナカイの飼育業、毛皮獣の飼育業

 

ヤマロ・ネネツ自治管区には、3万4千人の原住民が住んでいる。自治管区の埋蔵地から既に10億トン以上の石油が採掘された。カラ海を含むガス埋蔵童は1兆立方メートルで、石油埋蔵量は20〜30億トンであると評価された。

極地のウラルには、黄金、希金属、非鉄金属の埋蔵地が発見された。建築用の鉱物資源の埋蔵地もある。ヤマロ・ネネツ自治管区は、社会調和のモデルと見なされるかも知れない。自治管区の投資条件を改蕃するため、法律の基盤を形成するのが必要である。

 

ハンティ・マンシ自治管区の経済指標

2003年

上半期

2003年

上半期の百分比で

電力、10億キロワット時

783

124.2

石油採取(ガス凝縮物を含めて)百万トン

24.2

113.2

天然ガス、10億立方メートル

271

102.3

産業用材、百万立方メートル

6.7

64.4

材木、千立方メートル

7.3

88.0

パンと各種パン製品、千トン

11.5

99.6

食肉、千トン

168

230.

ソーセージ製品、千トン

351

81.8

全乳製品、千トン

3.7

101.6

海産物、漁獲量、千トン

2.4

100.3

 

 

 

エカテリンブルグ国際貿易センター

 

ウラル連邦地域のダイナミックな発展と世界経済への統合には近代的なビジネスインフラストラクチャーの整備が不可欠である。工カテリンブルグ貿易センターはウラル連邦地域における対外貿易関係の積極的な担い手でありビジネスと宿泊サービスの提供の推進者である。エカテリンブルグ貿易センターは対外貿易に携わる企業への支援において重要な役割を果たしている。エカテリンブルグ貿易センター(第1期)は1998年8月に活動を開始しビジネスサービス提供の分野で指導的役割をになった。

エカテリンブルグ貿易センターは国際基準に合致したビジネスと宿泊設備のインフラストラクチャーの統合によって、ユニークな組織となっていることを指摘しておく必要がある。

工カテリンブルグ貿易センターは次のような臭体的ビジネスサービスの提供をおこなっている。

  • ウラル地域における企業の代表部開設のための事務所の賃貸

  • 会議、セミナー、プレゼンテーション、円卓会議の開催

  • 情報サービス、通商オファーの推進、海外の貿易パートナー紹介

  • 貿易代表団とビジネスツアーの組織

  • マーケットリサーチ

  • 教育とコンサルティング

エカテリンブルグ貿易センターは世界102カ国300以上のセンターを擁する世界貿易センター協会の会員である。ニューヨークにある本部事務所では国際関係調整と教育、ツーリズムに関する8つの委員会が活動している。そのうちの一つは展示会と見本市の組織と開催をおこなっている。

格式のある対外経済活動センターに対外経済活動の参加者が集合することは貿易、生産企業とコンサルティング、教育組織が地域の企業との効果的なコンタクトを確立する可能性をもたらし、そのことが社会経済活動の分野での全般的な肯定的変化をもたらす。

 

ウラル・エキシビション・ビジネス・アミューズメントコンプレックス(エカテリンブルグ貿易センター第1期に次ぐ事業)は地域における国際展示見本市活動の組織と支援、および地元企業の海外活動促進の基本的な手段となっている。このシステムの創設は2000年4月に始まり、施設の建設区域ではモスクワと全ロシアの総主教であるアレクセイ2世によって地鎮祭が執り行われた日建築基礎工事は9月24日に行われた。

この施設設立の目的は、国家レベルの組織や企業家グループ、社会団体の代表者からのこの施設が行うサーゼスヘの増大する霧要を満たすための、そして、それらの持つ資源活用の最適化のための、ビジネス推進の国際基準に合致する近代的なインフラストラクチャーの整備である。

ウラル・エキシビション・ビジネス・アミューズメントコンプレックスは、国際貿易センターとアトリウム・パラスホテルの持つインフラストラクチャーを基盤にしたさまざまなサービスの提供の総合化の理念の案現とウラル地域の対外経済関係の将来の発展への協力を可能にする。

このシステムの建設計画実現は次のような課題の解決を可能にする。

  • 国際貿易と国際闇および地域間の関係、文化交流の発展、ウラル地域と海外諸国の経済活動範囲の拡大。

  • 海外企業とその製品、サービス、技術のロシア市場への進出

  • 国際的なあるいはロシアにとっての役割を果たす企業のエカテリンブルグとウラル地域での展示会や見本市への誘致

 

国際貿易センターは以下のような一連の地域的メリットを持っている。

  • 交通輸送機関の集合地点としての町の中心部に位置し、将来のセンターにはどの方面からも車両等の乗り入れが可能になり交通輸送での制限はなくなるであろう。

  • 市の行政機関やスベルドロフスク州政府、ロシア連邦大統ウラル連邦地域全権代表機関から車で10〜15分の所に位置する。

  • この地域は一連の行政機関や銀行、高級商店デパートの建物が集中した町のビジネス活動の中心地である。

エカテリンブルグ国際貿易センターは海外とロシアの大きな役割を果たす企業家の皆さんとエカテリンブルグとウラル地域での展示会と国際見本市の展示管理者を募集します。またブティックギャラリーの商業フロアーや当コンプレックスのビジネスセンターのオフィスフロアーのオーナーを募集します。

 

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