ロシアNIS調査月報2008年8月号特集◆ロシア国民の健康と美容 |
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特集◆ロシア国民の健康と美容 |
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調査レポート
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ロシア社会と人口問題 ―適応症候群は回復に向かっているか? |
調査レポート
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国家優先プロジェクトとロシア医療の動向 |
調査レポート
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健康志向の観点から見たロシアのビール・タバコ市場 |
ビジネス最前線
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ロシアでの営業体制構築と医療機器販売 |
ビジネス最前線
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化粧品カウンセリング販売でロシア女性を魅了 |
ミニ・レポート
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ロシア医薬品市場の成長動向 |
ミニ・レポート
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拡大するロシアの民間歯科市場 |
ミニ・レポート
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ロシアの眼鏡・コンタクトレンズ市場 |
ミニ・レポート
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フィットネスクラブとスポーツ用品市場 |
商流を読む
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ロシアで売れ筋の美容・生活用品ブランドは? |
自動車産業時評
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ロシアの救急車生産事情 |
月刊エレクトロニクスNews
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ロシアの健康・美容器具市場 |
ロシア産業の迷宮
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健康ブームとロシアの果物市場 |
RUSSIAN STYLE
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ロシアの化粧・香水文化 |
報告
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第38回ロシアNIS貿易会定時総会報告 |
データバンク
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2007年のロシア極東の外国投資受入状況 |
ユーラシア巡見
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ウクライナの石油パイプラインの概要 |
クレムリン・ウォッチ
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新大統領シロビキ対策に注力 |
日本センター所長 リレーエッセイ |
アルマティ編 アルマティ、1年後 |
ドーム・クニーギ
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堀内賢志著『ロシア極東地域の国際協力と地方政府』 |
エネルギー産業の話題
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ロシア石油化学分野の最新の動き |
ロジスティクス・ナビ
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ペテルブルグのロジの担い手たちA |
ロシアビジネスQ&A
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◎アルコール飲料の輸出方法 |
業界トピックス
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2008年5月の動き ◆マイクロニクス社がロシア進出 ◆日本製プリンター設備を中央アジアへ 2008年1〜5月の通関統計 |
ロシア社会と人口問題
−適応症候群は回復に向かっているか?−
創価大学文学部 教授
小崎晃義
はじめに
1.依然として短い平均寿命
2.1990年代前半の死亡率上昇
3.2006年に何が起きたのか
4.アルコール問題再論
5.ピラミッドの底辺 ―発病率
おわりに
はじめに
1993年から始まったロシアの人口減少の要因のひとつである死亡率上昇の原因とその背景については、ロシアの内外で様々な説明がなされた。それらの中で、筆者がもっとも説得力を持つと思ったのは、ロシア科学アカデミー国民経済予測研究所人口・人間環境センターのビシュネフスキーらの主張であった。すなわち、90年代前半に死亡率の急上昇をもたらした主たる原因は、急激な社会変化による適応症候群の大規模な発症とその悪化を助長したアルコールの濫用であるというものだ。
適応症候群とはカナダの生理学者ハンス・セリエ(H. Selye 1907-1982)が提唱したストレス学説で、「外界からのストレスによる生体の様々な反応が、身体や精神に悪い影響を与えて様々な不調や疾患を引き起こすこと」を意味している。すなわち、90年代に本格化した市場経済化(所謂ショック療法)を始めとするロシア社会の激変がストレッサーとなり、多くのロシア国民を「早すぎる死」に至らしめたということである。
適応症候群という概念は、本来、個々の人間の心理的、肉体的状態を表すものだが、筆者はこれを社会の状態を表す概念としても拡張できると考える。したがって、本稿のテーマである「適応症候群は回復に向かっているか?」という設問も、ロシア社会全体に対するものである。
一方、最近のロシアの報道によると、2006年には死亡率の低下とそれに伴う平均寿命の著しい上昇が見られ、人口問題に改善の兆しが現れたという。例えば2007年11月、当時第一副首相として人口問題を担当していたメドヴェージェフは、「肯定的な変化は強化されつつあり、それは偶然の数値ではなく傾向である」と述べたと伝えられている。
果たしてこの「肯定的な変化」は、90年代にロシア社会を襲った適応症候群からの回復を意味するのであろうか。もしそうだとすれば、それをもたらした要因はいったい何だったのだろうか。
本稿では、人口・人間環境センターの機関紙『Демоскоп Weekly』に掲載されたいくつかのレポートと、その他の統計資料を基にして、その問いに対する現時点(2008年6月)での答えを探ってみたい。
国家優先プロジェクトとロシア医療の動向
ロシアNIS経済研究所 研究員
山本靖子
はじめに
1.国家優先プロジェクト
2.医療の現状
3.医療政策の今後
4.民間医療サービスの動向
はじめに
近年、ロシア政府は人口減少の問題を抱えており、出生率の向上と死亡率の抑制を緊急の課題として認識するようになっている。2000年に発足したプーチン政権は強いリーダーシップを発揮して中央集権化を進め、原油価格の高騰を追い風に経済成長を達成してきた。その上で、ロシア国民の生活の質の向上を図り、ひいては人口問題の改善につなげるための社会保障改革に乗り出した。オイルマネーで国家財政が潤沢になり、積年の問題に着手する余裕がようやく出てきた、と言うこともできるが。
いずれにしても、ロシアの保健医療予算は年々増額されており、とくにこの2〜3年は、2006年から開始された「国家優先プロジェクト」の枠組みにより多額の予算が投入され、政府による病院建設、医療機器や救急車の大規模調達等が相次いだ。
当会特別報告書『ロシアの医療機器市場』では、2007年3月時点までのロシアの医療事情に関する詳細をまとめている。以下では、国家優先プロジェクトを中心とするロシアの医療政策と医療サービスの最新の動向についてご報告する。
健康志向の観点から見たロシアのビール・タバコ市場
ロシアNIS経済研究所 次長
坂口泉
はじめに
1.ビール市場の概況
2.ロシアのビール市場の特性
3.ビール業界地図
4.タバコ市場
おわりに
はじめに
住民の健康意識の高まりは、ロシアのアルコール飲料やタバコの市場にも大きな影響を及ぼし始めている。たとえば、アルコール飲料市場では、ビールの方がアルコール度の高いウオッカなどよりも健康的であるとの認識が広がった結果、ここ10年ほどの間にビールのプレゼンスが急激に拡大した。また、喫煙の健康への影響に関する認識が世界的に強まるなか、喫煙大国「ロシア」でも、最近になりタバコの生産量ならびに数量ベースの消費量が伸び悩む傾向が見え始めている。さらに、以前と比較して、軽いタバコがよく売れるという傾向も顕著になっている。ここにも、ロシアの人々の健康意識の高まりの影響を感じることができる。本稿では、健康意識の高まりというファクターが及ぼす影響にも留意しつつ、ロシアのビールならびにタバコ市場の現状を紹介する。
ビジネス最前線
ロシアでの営業体制構築と医療機器販売
島津ヨーロッパ モスクワ事務所 所長
姫野竜一さん
はじめに
島津製作所は、言わずと知れた日本を代表する分析・計測機器・医療機器メーカーですが、ロシア国内に6カ所も事務所を構えている日本のメーカーは、他に類をみないと思います。
姫野さんは、島津製作所のドイツ子会社の営業拠点であるモスクワ事務所に赴任されてから、ちょうど1年になります。月1.5回のペースでロシア国内出張に出られるというお忙しい所長ですが、今回はメールでインタビューをさせていただきました。
ビジネス最前線
化粧品カウンセリング販売でロシア女性を魅了
(株)ポーラ 取締役 海外事業本部長
田代真さん
はじめに
ポーラは昨年5月にロシアの現地法人POLA LLCを立ち上げ、その半年後には、モスクワ中心部に所在する高級百貨店ツムに直営店、ポーラコーナーを開設しました。同社の海外事業の責任者である田代さんによれば、ロシアで馴染みのなかったカウンセリング販売は、化粧品に関する知識の豊富なロシア人女性を魅了し、同社の最高価格帯の製品が予想以上に売れているとのこと。日本の対ロ輸出といえば、自動車や電機など機械産業に目が行きがちですが、ロシア人消費者のニーズをつかんで好スタートを切ったポーラの経験は、他の生活関連産業のメーカーにも多くのヒントを与えてくれそうです。
ミニ・レポート
ロシア医薬品市場の成長動向
はじめに
ロシアのビジネス誌『プロファイル』の2008年5月26日号(No.20)では、ロシアの医薬品市場や製薬産業について、13頁にわたる特集を組んでいる。そこで以下では、上記記事ならびに、この記事のなかでも引用されているロシアの医薬品市場調査会社DSM GroupおよびPharmexpertの資料をもとに、ロシアの医薬品市場の現状についてご紹介する。
なお、DSMのデータには、医療用医薬品と一般用医薬品のほかに、準医薬品も含まれる場合がある。これは日本の医薬部外品に似ているが、法律上の分類ではなく、サプリメントや薬用化粧品等、薬局で売られている医薬品以外の商品全般を示すものである。
ミニ・レポート
拡大するロシアの民間歯科市場
はじめに
「国家優先プロジェクトとロシア医療の動向」で述べた通り、ロシアの民間医療市場は年間10〜20%以上成長しているが、医療全体における民間のシェアはまだ小さい。政府が国家優先プロジェクト等による取り組みを開始したこともあり、公的部門における無償医療が主流となっている。
そうしたなかで、歯科、整形外科、美容外科では民間のシェアが高く、とくに歯科はロシアの民間医療サービス全体の約60%を占めるとされる。当然、歯科機器・用品市場においても、一般の医療機器市場とは状況が異なり、公的機関だけでなく民間部門への販路が重要であろう。以下では、国民の購買力の伸びとともに拡大し続けるロシアの歯科産業の現状と動向をご紹介する。
ミニ・レポート
ロシアの眼鏡・コンタクトレンズ市場
はじめに
「ロシア人はドアと窓の区別がつかなくなって、窓から部屋に出入りするようになるまで視力の矯正をしない」という意味合いの笑い話があるぐらい、ロシアの人々は視力の矯正に無頓着だといわれている。ある調査によれば、都市部に住む住民の50%以上が視力に問題を抱えているが、眼鏡を着用している人はそのうちの(視力に問題のある人のうちの)30〜40%程度にすぎないとされている。コンタクトレンズを着用している人となるとさらに少なく、視力矯正を行っている人の1〜2%程度といわれている。
しかも、ロシアでは検眼機を装備していない露天のマーケットなどで安価なレンズ付の眼鏡を購入する人が多い。つまり、多くの人々が度の合っていない眼鏡を平気で着用している可能性が高いのである。
以上のような事情ゆえに、視力の悪い人の数が比較的多いにもかかわらず、ロシアの眼鏡・コンタクトレンズ市場の規模は意外に小さく、2006年時点で12億ドル程度と評価されていた。
ミニ・レポート
フィットネスクラブとスポーツ用品市場
はじめに
健康を維持・増進するためには、何と言っても体を動かすことだろう。ロシアは、オリンピックでメダルをとりまくる国であるが、それはあくまでもスポーツ・エリートの話。国民全体のスポーツ事情は、どうなっているのだろうか?
以下では、ロシアのフィットネスクラブ事情と、スポーツ用品市場に関する現地の報道をとりまとめ、レポートをお届けする。
商流を読む
ロシアで売れ筋の美容・生活用品ブランドは?
ロシアの『トレード・ニュース』という流通部門の業界誌は、生活雑貨・嗜好品・食品の売れ筋ブランドを調査し、品目別に上位5ブランドのランキングを作成して毎月発表している。今号の特集「ロシア国民の健康と美容」に関連する商品もたくさん出てくる。そこで、『トレード・ニュース』誌2008年5月号に掲載された最新の4月分ランキングを、抜粋して紹介したい。せっかくの機会なので、「健康と美容」にあまり関係のない品目も含めて、なるべく網羅的に紹介しよう。
このランキングは、ロシア全国の大都市に所在する800の店舗を対象とした調査にもとづいている。数量ベースの販売動向にもとづいて、上位5ブランド(一部の品目は3〜4ブランド)と、その発売元が示されている。残念ながら、具体的な販売量やシェアなどは不明である。
自動車産業時評
ロシアの救急車生産事情
ロシアにおける救急車の発注者は市行政府、州行政府、連邦政府、国立病院、民間医療機関等ですが、2006年に優先的国家プロジェクト「健康」の施行が開始されてからは、このプロジェクトの枠内での発注が主流となっています。たとえば、2006年度はこのプロジェクトの枠内で救急車発注用に36億ルーブル、救急資機材発注用に143億ルーブルが支出され、約7,000台の救急車が購入されました(購入対象となったのは国産車だけだったといわれている)。2006年度の場合は、入札の結果、GAZ(ゴーリキー自動車工場)が納入業者に選ばれました。もっとも、一部の情報によれば、GAZだけでは対応が不可能だったので、サモトロールNNをはじめとする救急車生産に特化した企業が下請業者としてGAZの手助けをしたとされています(『セクレート・フィルムィ』誌、2006.9.18)。本レポートでは、大量の国家発注により活性化しているロシアの主な救急車生産企業をご紹介いたします。
月刊エレクトロニクスNews
ロシアの健康・美容器具市場
ロシアの家電業界誌『エレクトロニカ』の2008年No.1およびNo.2に、ロシアの健康・美容器具市場に関するレポートが掲載されているので、抜粋して紹介します。
ロシア産業の迷宮
健康ブームとロシアの果物市場
はじめに
健康ブームの広がりに伴いロシアの人々の果物への関心も高まりつつあり、その市場規模は急激に拡大している。また、嗜好も多様化しており、日本産の高価な果物も受け入れられる可能性も高くなってきている。以上のような状況を踏まえ、今回は、ロシアの果物市場の概況、主要な果物輸入業者のプロフィール等について紹介する。その他、果物市場と密接な関係を有する果汁飲料市場の概況についても紹介する。(坂口泉)
RUSSIAN STYLE
ロシアの化粧・香水文化
はじめに
極めて主観的な印象だが、以前から、ロシアと日本の女性のファッションには、いくつかの共通点があると感じていた。その1つは、化粧をする女性が多いということだ。日本人とロシア人では顔立ちが全然違うし、化粧の仕方も異なる。年齢や好みによる個人差も大きい。それでも、入念なメイクをする女性の割合が高いという点では、似ているのではないかと思う。
ロシアの化粧品市場に関する詳細な情報は、当会特別報告書『ロシア消費財市場における日本ブランド戦略―化粧品市場を中心に―』をご参照いただきたい。以下では、ロシア人女性と化粧品の志向について、思いつくままに述べてみたい。(山本靖子)
第38回ロシアNIS貿易会定時総会報告
はじめに
社団法人ロシアNIS貿易会は平成20年5月20日に東京の如水会館にて第38回通常総会・平成20年度第1回理事会を開催いたしました。総会においては、第1号議案「平成19年度事業報告書」、第2号議案「平成19年度財務諸表」、第3号議案「平成20年度事業計画書」、第4号議案「平成20年度収支予算書」、第5号議案「役員選任の件」が承認されました。また、理事会においては、第1号議案「役員選任の件」が承認されました。
以下では総会において承認された平成19年度事業報告、平成20年度事業計画、新役員名簿を掲載するとともに、総会における西岡会長の挨拶を掲載いたします。
データバンク
2007年のロシア極東の外国投資受入状況
はじめに
本誌7月号に「2007年のロシアの外国投資統計」というレポートを掲載したが、例年同レポートのシリーズに採録しているロシア極東連邦管区の外国投資受入データの入手が今年は遅れたため、前号ではこのデータを紹介できなかった。1ヵ月遅れで、お届けする次第である。
本資料は、ロシア統計局の各地域支部がとりまとめた統計数値をもとに、ロシア科学アカデミー極東支部経済研究所が作成したものである。なお、2007年のロシア極東の貿易のデータも同時に提供していただいたので、これについては本誌次号の貿易特集の一環としてお届けする予定だ。
ユーラシア巡見
ウクライナの石油パイプラインの概要
北海学園大学 非常勤講師
北海道大学スラブ研究センター 共同研究員
藤森信吉
はじめに
本誌2008年3月号と6月号に、ウクライナとロシアの天然ガス関係をテーマに、専門家の藤森信吉氏にご寄稿をいただきました。
言うまでもなく、ウクライナは、天然ガスだけでなく、石油の分野でも重要なトランジット国です。そこで、前掲のレポートを補足していただくべく、ウクライナの石油パイプラインの概要につき藤森氏にまとめていただきましたので、ここにご紹介いたします。(編集部)
クレムリン・ウォッチ
新大統領シロビキ対策に注力
はじめに
先月に引き続き、メドヴェージェフ大統領とプーチン首相の政治行動は協力と分担を主調に進んでいる模様です。メディア報道ではプーチン大統領のエクスポージャは相変わらず高いですが、大統領の固有業務を取り込もうとする気配は、少なくとも表立ったものとしては、みられません。
その中で、メドヴェージェフが大統領として独立性と主体性を発揮しつつあることを示す特徴的な事柄をいくつかあげることができます。たとえば、5月末に、統一ロシア党の党協議会を大統領府の指揮下で、大統領府を会場として開かせたこと。プーチン首相が党首に担がれている事実を考えれば、意味深長なできごとです。首相は承知の上だろうと思います。
下院で審議中だったマスメディア規制強化法案(プーチンと新体操のカバエワのゴシップ報道を口実にして出された議員立法)がメドヴェージェフの指示で差し止められたという出来事もありました。プーチン内閣の閣僚をクレムリンに呼び寄せて行う大統領と閣僚の協議・懇談も随時行われているようです。大統領が首相に遠慮しているという雰囲気ではありません。
ちょっと変わったところでは、先の大戦中にポーランド軍人がソ連秘密警察によって大量虐殺された、いわゆる「カチンの森」事件の再審請求問題があります。プーチン大統領時代に拒否されていたのですが、6月に上級裁判所が再審再開を認める方向を示しました。秘密警察機関の意に添わない動きと言えます。(月出皎司)
エネルギー産業の話題
ロシア石油化学分野の最新の動き
ロシアでは、経済の活性化に伴い石油化学製品に対する国内需要が急激に高まっている関係で、石油化学分野の設備増強・新設の動きが活発になっています。今回は、ポリプロピレンとメタノールを例として取り上げ、設備増強・新設の動きをご紹介いたします。
ロジスティクス・ナビ
ペテルブルグのロジの担い手たちA
前号に引き続き、4月25日に東京で開催された「サンクトペテルブルグ・ビジネス戦略会議」のラウンドテーブル2「サンクトペテルブルグの輸送とロジスティクス」から、ロシア側の報告の模様をご紹介いたします。今回は、オスロ・マリン・グループのアルハンゲリスキー社長による報告「ロシア北西の輸送・ロジスティクスインフラの発展」、そしてコンテナシップス社のコモフ副社長による報告「サンクトペテルブルグにおけるコンテナシップスのロジスティクス」の要旨をお届けします。