特別報告書(2004年発行)

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『ビジネスガイド ロシア 2004〜2005』

2004年10月発行 B5判 281ページ 

 ロシア経済は今、長い低迷の時代を脱し、力強い成長を遂げつつある。長期的な発展が見込める世界の4大市場、いわゆるBRICsの一角として、今日ロシアは諸外国から熱い視線を注がれている。日ロ間でも、経済関係拡大の機運がかつてなく高まってきた。そうしたなかで、ビジネスに携わる実務家諸氏向けの手引書として、ロシア東欧貿易会が独自に企画・編集したのが、本書『ビジネスガイド ロシア 20042005』である。当会では1998年にも同名のガイドブックを出しており、本書はその改訂版に当たる。しかし、ロシア経済とそれを取り巻く環境はこの6年間に激変しているので、内容的には前回から様変わりし、まったく新しいものになった。ロシアにおける現地法人の設立と事務所の開設に関し、詳しい情報を載せている点などがその一例である。また、ネット社会の本格的な到来にかんがみ、インターネットのアドレスを多数掲載しているのも、本書の特徴である。ロシアとのビジネスに携わるすべての方にとっての必携の書として、本書をお薦めしたい。 

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『ロシア消費財市場におけるビジネスチャンス −変貌する市場と消費生活−』

2004年3月発行 A4判 112ページ 

 現在、ロシアの消費市場はかつてない活況を呈しており、なかでも大都市部における個人消費にはめざましいものがある。にもかかわらず、わが国の対ロ・ビジネスは、欧米諸国に比べて遅れをとっているといわざるをえない。そこで今回は、ロシア・ビジネスの可能性として、小規模で資金回収のたやすい消費財、なかでもインスタント食品や緑茶に注目し、消費ブームに沸き返る首都モスクワに、ロシア市場に関心をもつ日本企業の担当者および当会スタッフを派遣した。本書では、現地で行った大手小売チェーンの仕入れ担当者へのヒアリング結果などを通して、ロシアの流通市場の特性、消費者の嗜好、消費傾向を紹介するほか、ロシアに展開する国内外資本の小売チェーンの現状、ビジネスチャンスが大きいと思われる家電、化粧品、携帯電話端末の市場動向、さらにはロシア市場において、その重要性が高まっている広告業界の詳細を掲載している。ロシア消費者のニーズの把握、そして将来的なロシア市場への参入を検討する上で、大いに役立つ一冊である。 


『ロシアのエネルギーインフラの現状と問題点』

2004年3月発行 A4判 105ページ 

 ロシアのエネルギー分野では、これまで、設備投資が充分に実施されてこなかった。その結果、最近ロシアでは、エネルギーインフラの刷新あるいは拡大の必要性が真剣に唱えられ始めている。そこには、日本企業にとってのビジネスチャンスが豊富に存在すると思われるが、ビジネスチャンスを具体的に検討する上での基礎資料は豊富とは言い難い。そこで、当会では、ロシアのエネルギー分野の中でも、最近拡大傾向が顕著で、特にビジネスチャンスが大きいと判断される石油分野の輸送および石油精製に関わるインフラの基礎資料を豊富に含む標記の報告書を作成した。ロシア石油分野でのビジネスチャンスを検討する上で役立つ報告書であると考える。 


『CIS諸国における鉄道インフラの現状と投資環境』

2004年3月発行 A4判 110ページ 

 CIS諸国の鉄道関連インフラは非常に老朽化しており、その更新は喫緊な課題であるにもかかわらず、経済困難による鉄道輸送に対する需要の落ち込み、国家発注の停止による関連企業における財政難、さらに自動車輸送の急速な発展も手伝って事実上放置されてきた。だが近年になって、民営化の流れは鉄道関連部門にも押し寄せるようになり、民営化の中で関連インフラを整備しようとする動きが見られる。ロシアでは鉄道インフラの刷新が、国営鉄道の民営化や従来鉄道部門に車両・資材を供給してきた企業自体の民営化および近年の著しい経済復興を背景とする金融・産業グループによる民営化企業の吸収・合併などの流れの中で実施されようとしており、外国からの直接買い付けはまだ困難にしても、メーカーとの事業提携やリース事業への資本参加など新たな投資機会が生まれている。CIS諸国の鉄道関連インフラに対する投資需要を背景とする新たなビジネス・チャンスを考える上で必須の1冊。 


『ロシアの機械設備更新問題とビジネスチャンス』

2004年3月発行 A4判 103ページ 

 ロシアは、1990年代の経済混乱と固定資本投資不足を原因として、機械設備の老朽化が著しい。一方、ロシアは1999年以降の成長回復傾向を受け、投資も大きく回復してきた。したがって、設備更新が焦眉の課題となっており、報告書では、機械設備老朽化と設備更新問題を経済全体およびロシア企業の視点から調査した。また、設備更新は、ファイナンス問題も重要であり、EBRDなどの新たなファイナンススキームを参考資料として添付するとともに、2010年までのGDP倍増計画などプーチン政権の進めるロシア全体の産業、経済政策の方向性についても調査した。このように、本報告書では、設備更新問題を基軸として、ロシアとのビジネスチャンスの可能性を探ったものである。


『中小ビジネス交流視察団派遣報告書』

2004年3月発行 A4判 77ページ 

 近年、好調な伸びを見せるロシア経済。そのロシアとのビジネスに関心を寄せる日本企業は大企業ばかりではなく、中堅企業、団体そして地方自治体にまで及んでいる。しかしながら日ロ間貿易はなかなか大幅増加には至らず、日本の貿易におけるロシアのシェアはいまだ微々たるものである。その潜在能力の顕在化を阻むものはなにか。そしてロシア側が日本企業に求めているものはなにか。これら問題点を探り日ロ間の経済交流を図るために2003年9月、ロシア極東ウラジオストクとハバロフスクへ中小ビジネス交流視察団が派遣された。本報告書は視察団一行が、地方行政府、日本総領事館、経済研究所、日系企業およびロシア企業への訪問、見本市の視察、ロシア企業とのビジネスマッチングを通じて得たロシア極東におけるビジネス環境、貿易投資状況、市場動向をまとめたものである。 


『モスクワ・サンクトペテルブルグ技術フォーラム報告書』

2004年3月発行 B5判 116ページ

 ロシアの基礎研究と日本の応用技術、両者を結びつけることにより品質が良く性能も安定した商品が生まれることは確実である。この目的のために日本から、希土分離精製の専門家、ペルチェ素子を利用した温度管理技術の専門家、単結晶成長・加工・評価技術の専門家がモスクワとサンクトペテルブルグの研究機関・メーカーを訪問し、日本における商品化の応用例とニーズを伝え、ロシア側から研究内容、製造物、開発技術の情報を得た記録が本報告書である。主な訪問先は、素材学・金属学分野で高い水準を誇る「モスクワ鉄鋼合金大学」、物理学・技術分野におけるロシア最大の研究所のひとつである「ヨッフェ物理技術研究所」、ペルチェ素子と熱電モジュール製造メーカーである「クリスタル社」、「クリオサーモ社」等である。この他に日本の民間企業がロシアを含む旧ソ連の研究機関へアプローチする際、強い味方となる国際機関・国際科学技術センター(ISTC)の事業内容が記載されている。 


『中欧諸国の機械産業の現状とビジネスチャンス』

2004年3月発行 A4判 129ページ 

 ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーの中欧諸国は2004年5月EUに加盟した。中欧諸国の欧州への回帰が実現した。1989年の体制転換以後、中欧諸国はエマージング・マーケットとして世界の注目を集め、欧米企業による投資累計額は既に1000億ドルを超えている。中欧諸国は拡大欧州における一大生産拠点へと変貌を遂げつつあり、日本企業による更なる進出が俟たれている。 本報告書では、日本企業にとり進出が有望視されている中欧諸国の機械産業、とりわけ自動車・自動車部品産業、電機・電子産業に焦点を当て、各国の現状を紹介するとともに日本とのビジネスチャンスについて分析している。機械産業分野での中欧諸国への進出を検討している関係者必読の1冊。 


『平成16年度ロシア東欧貿易会シベリア・ウラル訪問団報告書』

2004年9月発行 A4判 43ページ 

 ロシア東欧貿易会では、2004年5月29日から6月6日にかけ、高垣佑会長を団長とする訪問団をロシアのイルクーツク州、チュメニ州、モスクワ市に派遣、各地で要人との会見および意見交換を実施し、投資プレゼンテーションにも参加した。本報告書は、この訪問団の概要をまとめたものである。 


『平成16年度ロシア東欧貿易会サハ共和国訪問団報告書』

2004年10月発行 A4判 56ページ 

 シベリア・ウラル訪問団に引き続き、ロシア東欧貿易会が2004年8月29日から9月1日かけてロシア連邦サハ共和国ヤクーツクへ派遣した訪問団の報告書。本報告書では、シュティロフ・サハ共和国大統領との会談記録、サハ側による経済概況・投資案件プレゼンテーションの内容等が記載されている。