特別報告書(2009年発行)

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『ロシアの港湾整備に関わる新規市場開拓調査』

2009年3月発行 A4判 177ページ 

 ロシアは広大な陸地をもつため、鉄道やパイプラインなど陸送手段が注目されがちである。しかし、港湾もそれに劣らぬ重要な輸送拠点であり、ロシアでは貿易貨物の約6割が港を通じて輸出入されているのだ。とくに海洋国である日本にとっては、ロシアと貿易を行う上で港湾はなくてはならない存在となっている。日ロ間の貿易額が300億ドルに達しようとしている現在、ロシアの港湾は両国のビジネスにとってますます重要性を増しているといってよい。本報告書では、ロシアの港湾管理制度と港湾整備計画、ロシア及びウクライナの主要港の現状と展望が豊富なデータに基づき紹介されている。 


『ロシアにおける工場建設・経営の諸問題』

2009年3月発行 A4判 93ページ

 最近の日ロ経済関係で最も特筆すべき動きは、日系企業がロシアで現地生産に乗り出していることであろう。現在のところ自動車メーカーが先行しているが、今後その動きは他のセクターにも広がっていくと予想される。しかし、すでに建設が進められている日系自動車工場の場合でも、許認可の問題に直面したり、労働力の確保がままならなかったりと、様々な障害に直面している。そこで当会では、外資企業がロシアで工場を建設・経営するうえでの制度面・実態面での諸問題に関し調査を行い、その成果を本報告書にまとめた。 


『ロシアの流通部門の実態に関する調査』 

2009年3月発行 A4判 177ページ

 ロシアの流通部門は閉鎖的で不透明な部分が多く、日本企業をはじめとする外資系企業がロシア市場においてプレゼンスを強化する上での主要な問題点のひとつとなっているが、本報告書では、ロシア市場でもっとも広範に受け入れられている日本製品である乗用車(新車)をケーススタディーとして取り上げ、その流通の実態と特性を紹介している。具体的には、ロシアの自動車ディーラーのビジネスモデル、各自動車メーカー及びディーラーの地方進出状況、地方の乗用車市場の状況等を紹介している。その他、2008年秋のリーマンショックがロシアの流通部門全体に及ぼした影響についての考察も併せて紹介している。


『ロシアの家電・流通市場の発展と日本企業の進出状況』

2009年3月発行 A4判 136ページ

 近年、活況を呈しているロシアの消費市場において、日本製家電製品の販売は急激に伸びていった。しかしながら、これまでロシアの通関はグレーな部分が多く、日系企業のロシア現地法人が自ら輸入を行うケースは少なかった。また、ロシアの飛び地であるカリーニングラード州の経済特区の現地企業に、日本メーカーの多くが生産を委託する「カリーニングラード・スキーム」についても不透明な部分がある。本書は、日本の機械輸出の観点から重要な意味をもつ、ロシアの家電市場の概要を紹介するとともに、日系企業がロシア市場をどのように評価し、どこからコントロールするかという視点をもって、ロシアの当該産業の現状と問題点を報告している。 


『ロシアの医薬品市場』

2009年3月発行 A4判 90ページ 

 世界の医薬品市場におけるロシア市場のシェアは、現時点では1〜1.5%程度に過ぎないが、この数年、ロシアの医薬品市場は先進諸国と比べて高い2桁台の伸びを示しており、新興国市場の一つとして注目されている。経済危機の影響は皆無ではないが、ロシアの医薬品市場は、長期的にみれば発展の可能性が高い魅力的な市場である。本報告書では、ロシアにおける医療事情、医療政策、医薬品市場の動向、規制環境等、日本では入手し難い情報をまとめている。巻末付録には、ロシアの薬事法に相当する連邦法「医薬品について」全文の日本語訳を収録した。


『ロシアの東シベリア・極東地方における下流部門の発展の可能性』

2009年3月発行 A4判 112ページ 

 東シベリア産原油などを太平洋沿岸に輸送し、アジア・太平洋市場に輸出するロシアの数十年越しのプロジェクトが、2009年末にいよいよ実現する。ロシアの石油輸出は、日本のエネルギー調達にも影響を与える。ロシアは石油とともに、ガスのアジア・太平洋市場への輸出も計画する。そのためのガスパイプライン敷設と液化天然ガス工場の建設は日本企業の注目を集める。そこで本書では、東シベリアの石油・ガス鉱床の開発と太平洋沿岸までの石油・ガスパイプライン整備の状況をまとめるとともに、図表を多用し、わかりやすく解説している。 


『ロシア・ウクライナの基幹産業と機械設備需要』

2009年3月発行 A4判 141ページ 

 当会は、ロシア・CIS諸国のなかでもとりわけ機械設備需要が大きいと考えられるロシアとウクライナを対象に、その基幹産業の動向と機械設備需要についての調査事業を実施し、その成果をもとに本報告書を作成した。具体的には、経済危機のロシア主要産業セクターへの影響、ロシア・ウクライナの自動車産業、ロシアの工作機械産業・市場、ロシアの造船業、経済危機下のウクライナ産業等に関するレポートを掲載し、また両国の鉱工業生産に関する統計を採録している。 


『世界金融危機の中央アジア経済への影響』 

2009年3月発行 A4判 67ページ 

 2008年の世界経済は「金融危機」というキーワードなくしては語れない。ユーラシアの辺境に位置する中央アジア諸国もまた、その悪影響を免れることはなかったが、市場経済化の進捗度と国際経済への統合度の差によって、危機の影響度には大きな開きがあった。本報告書は、中央アジアにおける2大国、カザフスタンとウズベキスタンにおける世界金融危機の影響について、現地調査機関に調査を依頼し、その結果をまとめたもの。巻末に2008年10月に設立されたカザフスタン国家福祉基金「サムルク・カズィナ」に関する一連の法令を収録。


『ロシア石油技術セミナー』

2009年3月発行 A4判 58ページ 

 世界的な金融危機の下、石油の国際価格の急落を受けて、ロシアの石油ガス会社は設備投資額の縮小や人員削減といった危機対策を講じ始めた。と同時に、今後予想される国内電力料金の値上げを見据えて電力事業への関心を強めているほか、国家のエネルギー戦略上、重要な東シベリア・太平洋石油パイプラインの建設も着実に進行している。そこで当会は上記テーマに詳しいロシアの石油ガス専門家を日本に招き、「ロシア石油技術セミナー」を開催した。本書は同セミナーの資料をまとめたものである。 


『技術交流セミナー「炭化水素資源からの水銀除去および関連触媒技術」資料集』

2009年3月発行 A4判 73ページ 

 2009年2月にロシアのモスクワおよびサンクトペテルブルグにて実施した日本人専門家による炭化水素資源からの水銀除去および関連触媒技術についてのセミナーの資料集である。セミナー概要(日程、訪問先、セミナーの出席者)と講師のスライドおよび配布資料(ロシア語)をまとめたものである。


『日本の地方とのビジネスミーティング・セミナー資料集』

2009年3月発行 A4判 80ページ 

 2008年11〜2009年2月に実施された米子、函館、浜松、鹿児島でのロシアあるいはロシア極東、港湾等をテーマにしたビジネスセミナーを開催した際のスライドおよび配布資料をまとめた資料集である。それぞれ、ロシア人専門家、講師を招いてのセミナーであり、生の情報としてご活用いただきたい。