ロシア東欧貿易調査月報 2001年8月号 |
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2001年1〜6月の日ロ貿易
2001年上半期の日ロ貿易は、ドルベースで総額23億6,000万ドルで、前年同期比で3.6%の伸びとなった。うち、日本の輸出が2億9,000万ドル(前年同期比7.0%増)、輸入が20億6,000万ドル(同3.1%増)である。
このように、輸出入とも回復傾向にあるものの、依然として輸出が輸入の7分の1にすぎず、このまま推移しても年間で10億ドルにも達しそうにないところをみると、日ロ貿易の回復の足取りは非常に重い。
米ロ経済・貿易関係の拡大と展望
当会ロシア東欧経済研究所
所長
小川和男
はじめに
1.堅調に推移する米ロ貿易
2.米ロ貿易の主要輸出入品目
3.極東経済で高まる米国のプレゼンス
4.米国の対ロシア投資
5.米国政府・業界の動き
はじめに
米国は過去10年ほどで、ロシアの主要貿易相手国の座に躍り出ており、対ロ貿易の不振が続くわが国と好対照をなしている。本稿では最新のデータと情報にもとづき、米ロ経済関係の動向をレビューする。
なお、筆者による関連レポートとして、「独ロ経済関係の近況と展望」(当会『ロシア東欧貿易調査月報』2001年2月号)があるので、あわせてご参照いただきたい。