ロシア東欧貿易調査月報 2004年1月号 |
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ロシア広告市場の特性と実態
ロシア東欧経済研究所 調査部次長
坂口泉
はじめに
1.全般的状況
2.テレビ
3.ラジオ
4.活字媒体
5.屋外広告および交通広告
6.ロシアで活動する主要な広告会社
7.ロシアの広告市場の今後(まとめにかえて)
はじめに
米国、欧州、日本等のいわゆる先進国では、ここ2〜3年、広告市場の規模は横ばい、もしくは、減少の傾向にある。たとえば、日本では、経済不況やデフレの影響で2001年と2002年の2年連続で広告費の規模が前年を下回った。
ところが、ロシアでは、石油価格の高騰を主因とする2000年以降の好景気の結果、広告市場の規模が驚異的なテンポで拡大している。2003年は成長のテンポが鈍化したといわれているが、それでも前年比で30〜40%の伸び幅を確保した。
本稿では、驚異的な成長を続けるロシアの広告業界の特性、実態、および、今後の展望等について紹介する。
ロシアのタイヤ市場と主要メーカー
ロシア東欧経済研究所
はじめに
1.タイヤ市場の全般的状況
2.主要メーカーの動向
はじめに
このほどロシア東欧経済研究所では、近年目覚しい拡大を遂げるロシアのタイヤ市場の状況に関する基本データと、国内の主要メーカーに関する情報を取りまとめた。以下、レポートにまとめてお届けする。
中央アジアのトランジット輸送の可能性
カザフスタン大統領付属カザフスタン戦略研究所
L.グセワ
はじめに
1.中央アジアのポテンシャル
2.鉄道輸送
3.トランスアジア鉄道幹線(中央回廊および北回廊)
4.ヨーロッパ〜コーカサス〜アジア輸送回廊(TRACECA)
5.「南北」国際輸送回廊
6.中国・キルギス鉄道幹線
7.自動車輸送
結び
はじめに
当会ロシア東欧経済研究所は、カザフスタン大統領付属カザフスタン戦略研究所(KISI)と交流関係にあり、同研究所の刊行する資料を定期的に入手している。今回、研究所の紹介という意味も込めて、同研究所の刊行する隔月報『アナリチク』誌のレポートを本誌に転載する許可をとくにいただいた。そこで、最近の号のなかでも読者の関心が高いと思われるL.グセワ女史(KISI地政グローバル学・経済安全保障部長)のトランジット輸送に関する論文を訳出し、以下のとおり紹介する(『アナリチク』誌、2003, No.4 より)。
◆資料紹介◆
日露貿易投資促進機構の設立に関する覚書
はじめに
昨年暮れ、ロシアからカシヤノフ首相が来日し、12月16日に日ロ政府間で「日露貿易投資促進機構の設立に関する覚書」が交わされた。覚書のなかでは、機構の日本側事務局を私ども社団法人ロシア東欧貿易会に置くことが明記されている。
以下では、覚書の全文を資料として紹介する。
ロシア企業クローズアップ
1.シロヴィエ・マシーヌィ
発電設備、変電器と配電器のロシア最大のメーカー・グループ。2003年12月、シロヴィエ・マシーヌィは「合同重機械工場(OMZ)」との対等合併を発表、実現すれば年間取引額10億ドルの大企業が生まれることになり、注目される。
2.アエロフロート・ロシア航空
ロシア航空業界の最大手で、とくに国際便では突出した地位にある。株式時価総額はロシア企業のなかで31位。赤字路線からの撤退、旧式機の廃棄で収益体質の改善をめざす。