特別報告書(2008年発行)

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『ロシアにおける雇用・労務管理の諸問題』

2008年3月発行 A4判 127ページ 

  ロシアに進出し事業を展開する外国企業にとって、昨今、最大のネックとなっているのが、現地スタッフの雇用にまつわる問題である。そこで、当会ではロシアにおける雇用・労務管理の諸問題に関する調査事業を実施し、本報告書を作成した。報告書には、労働法の概要およびそれへの対処法、雇用に関連する統計、新規大卒人材、フォード工場の労働組合運動に関し、専門家が執筆したレポートが掲載されている。また、今回の調査事業では、2008年2月に、モスクワおよびサンクトペテルブルグに進出している日系企業に聞き取り調査を行っているので、その模様も採録している。さらに、付属資料として、ロシアの労働問題の基本法である「ロシア連邦労働法典」の翻訳を掲載した。 


『シベリア鉄道活性化に関わるロシア新規市場開拓調査』

2008年3月発行 A4判 181ページ 

  日ロ間の貿易や投資の拡大とともに両国間の貨物移動が増大する中で物流ルートとしてのシベリア鉄道の意義が再評価されつつある。ロシアの海の玄関であるサンクトペテルブルグ港では、貨物量の急増により処理能力の限界が指摘されており、ロシアに進出した日本企業の間では、その代替あるいはバックアップのルートを模索する動きが活発化している。その有力な代替手段として着目されているのが、シベリア鉄道なのだ。本報告書は、シベリア鉄道を軸とした日ロ間の新たなビジネス分野の開拓という視点から、シベリア鉄道利用の現状と展望のほか、ロシアにおける鉄道インフラ整備計画、シベリア鉄道沿線の地域開発について詳細な情報を提供している。


『ロシア大手企業の事業多角化の実態』

2008年3月発行 A4判 101ページ 

 ロシアの大手資本はM&Aを軸に事業多角化を急激に推進しており、日本企業がロシアのどの産業分野でビジネスを展開するにせよ、それら大手資本の動向を無視することができなくなっている。大手資本の事業多角化の実態を把握することは、日本企業がロシアとのビジネスを行う上での必須条件のひとつとなりつつあると言っても過言ではない。本報告書では、そのような問題意識にたち、ロシアの大手資本の事業多角化の全般的状況(とりわけM&AおよびIPOの動向)、ロシアの代表的な大手資本であるバーザブィ・エレメントとセヴェルスターリ・グループの概要と企業戦略、電力分野における大手資本の動きを紹介している。 


『グローバル化する日本企業とロシア市場』

2008年3月発行 A4判 103ページ 

  本報告書では、日本企業のプレゼンスが高くなっているロシアの自動車市場(トラック市場含む)および家電(テレビ)市場の状況を詳細に紹介すると同時に、家電の現地生産の拠点として注目されているカリーニングラード州経済特区の現状も紹介している。さらに、日系企業各社ならびにデュッセルドルフ日本商工会議所等の協力を得て当会が実施した、欧州に拠点を有する日系企業が自社のグローバル戦略の中でロシア市場をどのように位置づけているか、という問題意識をベースとした現地調査の結果も紹介している。日本企業のロシア市場への進出状況を知る上で格好の資料だといえる。 


『ロシア消費財市場における日本ブランド戦略 ―化粧品市場を中心に―』

2008年3月発行 A4判 69ページ 

 最近、ロシアの消費ブームに関する報道が目立つようになった。ロシア国民の生活水準、購買力の向上とともに、日本でもロシア市場に対する関心が高まっている。「Made in Japan」に対する信頼は確かに厚く、値段が高くてもニーズは存在する。しかしながら、ロシア消費財市場はすでに一定の成熟度に達しており、欧米諸国に比較すると、日系企業の多くは遅れをとっているのが現状だ。そこで本報告書では、ロシア消費財市場に関する基礎的情報をとりまとめるとともに、2007年の市場規模が前年比9%増の85億ドルに達した化粧品市場を例にとり、消費の傾向、流通の特性といった市場動向を詳細に紹介している。 


『ロシア石油ガス産業下流部門における様々な動き』

2008年3月発行 A4判 104ページ 

 ロシアの石油ガス分野は、原油価格の高騰という追い風もあって全般的に良好だが、下流部門や周辺のサポーティングインダストリーの技術後進性、弱体性は克服されていない。そこで本報告書では、設備更新の必要性に迫られている製油所、新設あるいは増強を必要とする随伴ガス処理設備に注目。なかでも地元の需要を効率的に満たすために建設が検討されているミニ製油所の動向、ならびに随伴ガスの燃焼処分に対する規制をめぐる動きを調査し、ロシアの製油部門の設備更新需要の現状を把握した上で、日本企業の同部門への関与の可能性について言及している。 


『ウクライナ・ベラルーシ経済ガイドブック』

2008年3月発行 B5判 264ページ 

 ウクライナはCISのなかでロシアに次ぐ重要国であり、またベラルーシは機械産業をはじめとする製造業立国である。しかしながら、両国に関する情報は我が国では乏しく、これがビジネスや交流がなかなか進まない一因となってきた。そこで、このほど両国の経済・産業に関する様々な情報・データを集大成し、『ウクライナ・ベラルーシ経済ガイドブック』を発行する運びとなった。両国の基礎データおよび概況、主要経済指標、鉱工業生産および貿易・外国投資の統計、企業および企業グループのデータ、地域概況、主要産業の動向などの情報を網羅している。ビジネス・実務・研究等に、本ガイドブックをご活用いただければ幸いである。カラーの産業マップ付き。 


『原油タンク洗浄およびオイルスラッジ処理技術』

2008年3月発行 A4判 92ページ 

 20081月にロシアのバシコルトスタン共和国の首都ウファにて実施した日本人専門家による原油タンク洗浄とオイルスラッジ(油性廃棄物)処理技術の2つの技術についてのセミナーおよび出張についての報告書である。出張とセミナー概要(日程、訪問先、セミナーの出席者と質疑応答)はコンパクトにまとめ、主に当日のスライドおよび配布資料(ロシア語)とその元となった日本語資料を報告書としてまとめたものである。 


『日本の地方でのロシアセミナー資料(青森、大阪、名古屋、北九州)』

2008年3月発行 A4判 130ページ 

 2008年2〜3月に実施された青森、大阪、名古屋、北九州での「ロシア極東」(青森)、「自動車部品」(大阪、名古屋)、「製鉄技術のビジネスマッチング」(北九州)をそれぞれテーマにしたロシアセミナーを開催した際のスライドおよび配布資料をまとめたもの。それぞれ、ロシア人専門家、講師を招いてのセミナーであり、テーマは多様であるが、データ等も豊富で、具体的な情報としてご活用いただきたい。