ロシアNIS経済速報(2025年)

No.1989 4月25日号 2024〜2025年のロシア・NIS諸国の経済(下)
No.1988 4月15日号 2024〜2025年のロシア・NIS諸国の経済(上)
No.1987 4月5日号 2024年のロシア経済と2025年の展望
No.1986 3月25日号 2024年のロシア港湾の貨物量
No.1985 3月15日号 2024年のロシアの北極海航路の貨物量
No.1984 3月5日号 数字で見るロシアの原油生産と輸出
No.1983 2月25日号 2024年の日ロ貿易(速報値)
No.1982 2月15日号 カザフスタン民間企業ランキング
No.1981 2月5日号 極東中古車ビジネスのこの1年と今後
No.1980 1月25日号 カザフスタンのロジスティクス動向
No.1979 1月15日号 2024年のロシア経済と2025年の注目点

No.1989 2025年4月25日号

2024〜2025年のロシア・NIS諸国の経済(下)

はじめに
 前回に引き続き、CIS統計委員会および各国統計局発表のデータ等にもとづき、2024年の経済実績を中心にNIS諸国の最新の経済情勢についてのレビューを行う。
 前回は、ロシア・NIS全般、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、モルドバについての解説をお届けした。今号では中央アジア諸国(カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン)、南コーカサス諸国(アゼルバイジャン、アルメニア、ジョージア)、モンゴルを扱う。

 その他の記事
◎2025年1〜2月のロシアの貿易
◎日本・トルクメニスタン首脳会談
◎トルクメニスタン大統領とのビジネスミーティングを開催
◎NEXI、トルクメニスタン対外経済活動銀行と覚書締結
◎日本旅行、キルギスと人材受け入れで協定締結
◎プーチン大統領、西側企業の復帰条件作成を指示


No.1988 2025年4月15日号

2024〜2025年のロシア・NIS諸国の経済(上)

はじめに
 『経済速報』では毎年この時期、前年のロシア・NIS諸国(旧ソ連の新独立諸国)の経済統計を紹介し、各国の最新の経済動向について論評するという企画をお届けしている。本年も2024年のデータがほぼ出揃ったので、早速それを試みたい。なお、モンゴルは一般的にはNISの範疇に入らないが、本レポートの対象に加えている。

 その他の記事
◎2025年1〜2月の日本の対ロシア・NIS諸国輸出入通関実績
◎2025年1〜2月の日ロ貿易
◎米、輸入品に相互関税
◎ロシア、北方領土問題対策協会を「好ましからざる団体」に指定
◎ウズベク、ユーラシア開銀に参加
◎ジンズホールディングス、モンゴルにフランチャイズ展開へ
◎トルクメン大統領が訪日 万博ナショナルデーに出席


No.1987 2025年4月5日号

2024年のロシア経済と2025年の展望
―好調さの陰に厳しい内実―

はじめに
 2025年3月11日(火)、ROTOBOはロシア情報提供セミナー「2024年のロシア経済と2025年の展望−好調さの陰に厳しい内実−」をオンラインで開催し、関係者を含めて98名が参加した。今回のセミナーでは、モスクワよりStrategic Choice Advisoryのアンドリュー・アファナシエフCEOを講師に招き、複雑さを増すロシア経済の実績と見通しについて解説していただいた。本号ではその報告要旨を紹介する。

 その他の記事
◎2025年1月のロシアの貿易
◎米、黒海の安全な航行で合意と発表
◎北太平洋のサンマ漁獲枠10%減
◎政府、ロシアに対する最恵国待遇撤回を延長
◎米、ロシアに追加制裁
◎欧州裁判所、プムピャンスキー氏を制裁対象から除外


No.1986 2025年3月25日号

2024年のロシア港湾の貨物量

はじめに
 ロシア港湾の取扱貨物量の2024年の実績を入手したので、本号では、早速このデータを図表にまとめてお届けする。

 その他の記事
『ロシアNIS調査月報』2025年4月号のご案内
◎2025年1月の日本の対ロシア・NIS諸国輸出入通関実績
◎2025年1月の日ロ貿易
◎ベラルーシ新首相にミンスク州知事を任命
◎カザフスタン 新設の原子力庁長官にサトカリエフ氏
◎伊藤忠商事、ウズベクでのウラン鉱山開発事業に出資
◎日ロさけ・ます交渉妥結
◎アゼルバイジャンとアルメニア、和平協定締結で合意
◎ロシア、EU入国禁止リストを拡大
◎加、凍結ロシア資産の収益をウクライナに
◎米政府、VOAおよびRFE/RLへの資金拠出を停止
◎日カザフ外相会談
◎ロシアの債務、29兆ルーブルに増加
◎米ロ首脳電話会談 ウクライナ停戦で合意できず
◎ロシア中銀、政策金利21%を維持


No.1985 2025年3月15日号

2024年のロシアの北極海航路の貨物量

はじめに
 北極海航路の取扱貨物量の2024年の実績を入手したので、本号では、早速このデータを図表にまとめてお届けする。

 その他の記事
◎2024年のロシアの貿易
◎五常・アンド・カンパニー、タジク銀Arvandへ出資
◎トランプ米大統領、対ロ制裁強化を検討と発言
◎北海道経産局、中央アジア進出支援サイトを開設
◎ウクライナ、30日間の停戦受け入れの用意
◎四国電力、再エネ事業でウズベク進出へ


No.1984 2025年3月5日号

数字で見るロシアの原油生産と輸出

はじめに
 今号では、ロシアの調査会社Tebiz Group発行「ロシアの原油市場分析」から、2023年のロシアの原油の生産・輸出動向を紹介する。ご存知のとおり、ロシアは2022年2月のウクライナ侵攻以降、エネルギー製品の生産や輸出データの公表を制限している。国際機関や各国税関当局が発表するデータとの間に多少の差はあるものの、侵攻の長期化と西側との関係対立がもたらした輸出先の変化など、Tebiz Groupの資料を分析することは、ロシアの石油部門をより的確にとらえるヒントになるはずである。

 その他の記事
『ロシアNIS調査月報』2025年3月号のご案内
情報提供セミナー「2024年のロシア経済と2025年の展望」
アルメニアワイン・プロモーション in FOODEX Japan 2025のご案内
◎NZ、対ロ制裁を拡大
◎豪、ロシアに追加制裁
◎加、対ロ制裁を拡大
◎ジーエフシー、アゼル産キャビアの販売を開始
◎韓国、対ロ制裁を一部緩和
◎米ウクライナ首脳会談が決裂
◎ロシア、駐米大使を任命
◎ロシア、岩屋外相など日本人9人に入国禁止措置


No.1983 2025年2月25日号

2024年の日ロ貿易(速報値)

はじめに
 日本財務省から2024年の貿易統計が発表されたことを受け、当会では2024年1〜12月の日本とロシアの間の貿易に関して、米ドル換算するとともに、輸出入商品構成をまとめた。今回の速報では、早速この資料をお届けする。なお、今回紹介する2024年のデータはすべて速報値であり、確々報値、確定値は発表され次第、本誌または『ロシアNIS調査月報』に掲載する予定である。本資料では財務省発表の円表示の貿易統計を独自にドル換算して示している。その際に、図表1〜3、図表7〜8、図表10〜12、図表14〜16は月ごとの為替レートで換算した数値を積み上げているのに対して、図表9と図表13は年平均レートで単純に換算したものである。従って、各図表は総額が微妙にずれているのでご注意いただきたい。

 その他の記事
◎米ロ外相会談 交渉チーム設置で合意
◎藤井運送、ウズベクに現法設立
◎EU、第16次対ロ制裁パッケージを決定
◎英、ロシアに追加制裁


No.1982 2025年2月15日号

カザフスタン民間企業ランキング

はじめに
 今号では、『フォーブス』誌カザフスタン版が2024年12月11日に発表したカザフスタンのトップ75民間企業ランキングを、表にまとめたので紹介する。ランキングは以下のサイトで閲覧可能である。
 なお、原記事では「カザフスタン主要民間企業ランキング2024」とのタイトルでランキングが紹介されている。しかし2023年のデータを用いて作成されたランキングであることから、本稿では2023年のランキングとして扱うこととする。

 その他の記事
◎2024年1〜12月の日本の対ロシア・NIS諸国輸出入通関実績
◎2024年1〜12月の日ロ貿
◎昨年のロシアのGDP伸び率プラス4.1%
◎総理補佐官、中央アジア訪問
◎日本旅行、ウズベク3大学と協定
◎英、ロシアに追加制裁
◎スロバキア、トルコ経由でロシア産ガスの輸入を再開


No.1981 2025年2月5日号

極東中古車ビジネスのこの1年と今後

(一社)ROTOBO ロシアNIS経済研究所
部長 齋藤 大輔

はじめに
 ロシアがウクライナに侵攻してから今月で丸3年が経過する。米欧の制裁強化にもかかわらず、ロシア経済はプラス成長を堅持し、プーチン政権は戦争継続の強気の姿勢を示している。この3年間で、日本からロシアへの自動車輸出は激変した。新車の輸出がストップする一方、中古車の輸出は日本の対ロ輸出の6割を占めるまでになっている。私は2024年12月、ウラジオストクを1年ぶりに訪れた。その時の印象とともに、中古乗用車の対ロ輸出のこの1年を振り返り、今後を展望してみたい。

 その他の記事
◎2024年1〜9月のロシアの主要経済指標
◎ベラルーシ ルカシェンコ大統領が7選
日本アルメニア投資環境整備ネットワーク開設のご案内
◎日系企業、チェルノブイリ原発で放射性廃棄物の回収・処理施設を設計・供給
◎英加、ベラルーシに追加制裁
◎EU、タンカー79隻に制裁発動
◎蘭INGバンク、ロシアから撤退


No.1980 2025年1月25日号

カザフスタンのロジスティクス動向

(一社)ROTOBO ロシアNIS経済研究所
嘱託研究員 齋藤 竜太

はじめに
 今号ではカザフスタンの近年のロジスティクス動向を取り上げる。ロシアによるウクライナ侵攻や中東地域の情勢緊迫化などを受けて、代替物流ルートの開拓・開発への需要が世界規模で高まっている。そのような情勢下にあって、中国から中央アジア・コーカサスを経由して欧州方面へと至る「中央回廊」のルート上にあるカザフスタンに対して、ロジスティクス面からの関心が高まっている。以下、2023年の統計資料や報道などを基に、カザフスタンにおける物流部門の現状、トランジット輸送の動向、カスピ海海運の現状などについて概観していく。

 その他の記事
◎2024年1〜11月の日本の対ロシア・NIS諸国輸出入通関実績
◎2024年1〜11月の日ロ貿易
アルメニアワイン・プロモーション事前説明会のご案内
◎ロシア、日本センターの覚書終了と発表
◎米、ロシアに追加制裁
◎ロシア、イランとの戦略的パートナーシップ条約に署名
◎トランプ米大統領が就任
◎医療器材整備に関する文書署名 ウズベク円借款
◎中ロ首脳がビデオ会談
◎ウクライナ支援のための官民協議会を設立 国交省


No.1979 2025年1月15日号

2024年のロシア経済と2025年の注目点

(一社)ROTOBO ロシアNIS経済研究所
所長 中居 孝文

はじめに
 ロシア・ウクライナ戦争勃発後、西側有志諸国による大規模な対ロ制裁が発動され、ロシアの経済成長率(GDP増減率)は2022年こそ1.2%のマイナスになったものの、2023年には3.6%のプラスを記録した。現状では2024年を通じたロシアの経済成長率は3.9%ないし4.0%のプラスと見込まれおり、好調さを維持している。本稿では、2024年のロシア経済を概観するとともに、その成長を支えている要因を考察するとともに、それでもなお見え隠れするロシア経済の「脆弱性」を指摘し、2025年を展望することとしたい。

 その他の記事
情報提供セミナー「対ロシア制裁の実績と将来の展望」
◎日ウクライナ首脳電話会談
◎日本、アルメニアと新租税条約締結
◎中国・キルギス・ウズベク鉄道が起工
◎米、ジョージア与党創設者に制裁
◎ガスプロム、ウクライナ経由でのガス供給を停止
◎日本、ロシアに追加制裁
◎米、ロシアに追加制裁