特別報告書(2007年発行)

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『ロシアの銀行・金融部門の最新事情』

2007年3月発行 A4判 96ページ 

 近く実現すると予想されるWTO加盟を控え、ロシアの銀行・金融部門の対外開放が焦眉の問題となっている。欧米の大手銀行がロシアに進出し、日本のメガバンクも動き出した。他方、近年ロシアでは、消費者向けのローンが急激に普及しており、これが自動車や家電の販売を大きく左右する要因として浮上している。こうした新たな状況を踏まえ、本報告書では、ロシアの銀行・金融部門の概況、邦銀を含む外国銀行のロシア進出、ロシアにおける銀行融資の実態、消費者ローンの現状などについて詳しくとりまとめている。付属資料としてロシアの200大銀行ランキング(インターネット・アドレス付き)を掲載し、巻末には索引も配しているので、いわばロシア銀行要覧としてぜひ活用していただきたい。 


『ロシアの医療機器市場』

2007年3月発行 A4判 74ページ 

 日本の医療機器はソ連時代から品質と技術力を高く評価され、ロシア市場において一定のプレゼンスを維持してきたが、現在もドイツ、米国に次ぐ輸入シェアを占めている。近年、ロシア政府は人口減少の問題を抱え、医療・福祉政策を重視するようになった。医療予算は年々増えており、今後、公的部門においては高度医療機器の需要がさらに高まる見込みだ。その一方で、ロシア市場における日本メーカーのさらなる販路拡大あるいは新規参入に必要な情報は少ない。このような現状を踏まえ、本報告書では、ロシアの医療事情、医療政策、医療保険制度、医療機器市場の動向、国家調達制度、規制環境などについて調査を行い、詳細に紹介している。 


『ロシアの電力産業』

2007年3月発行 A4判 93ページ 

 ロシアでは電力不足が深刻化しており、危機感を抱いたロシア政府の主導で、積極的な設備投資が行われる可能性が高くなっている。また、大手石油ガス会社を中心に自家発電設備建設の動きも活発化している。ロシア資本の重電メーカーや従来からロシアでのプレゼンスが強い欧米系重電メーカーだけでは賄いきれないほど設備投資計画の規模は大きく、日本企業にとっても大きなビジネスチャンスが生じつつある。本報告書では、原子力発電分野を含むロシア電力分野の実態、石油ガス会社の自家発電設備建設計画の実態等を詳細に紹介している。 


『ロシアの自動車部品市場と流通市場』

2007年3月発行 A4判 104ページ 

 自動車部品と食品という2つの異なったセクターを扱い、それを通じロシア市場への新規参入のあり方検討した報告書。ロシアの自動車市場では、自動車本体以外に部品の輸入も急拡大していることを踏まえ、自動車部品の製造企業および輸入商社に関する調査に重点をあてた。流通については、拡大を続ける小売市場に注目し、スーパーやハイパーマーケットへの日本製食品および食材の導入の可能性を探った。 


『ロシア・プリンタ市場における販路拡大の可能性』

2007年3月発行 A4判 79ページ 

 ロシアのプリンタ市場では、人気の高いメーカーやセグメントは何で、販売チャンネルはどうなっており、企業や教育機関はプリンタをはじめとするPC関連機器をどういう形で使用しているのか。いわゆる不正通関や模造品の流通といった問題点も踏まえながら、本書は様々な角度から当該市場に光を当てることで、ロシア市場における販路拡大を目指す、あるいは新規進出を検討している日系事務用機器メーカーにとって有益な情報を提供している。 


『WTO加盟がロシアの経済システムに与える影響』

2007年3月発行 A4判 83ページ 

 ロシアは2006年秋に米国との二国間交渉の妥結に成功し、WTO加盟に向け大きく前進した。本報告書では、ロシアのWTO加盟交渉のこれまでの経緯を詳細に振り返り、さらに、加盟がロシア経済・企業に与える全般的影響についての詳細な分析・考察を試みている。その他、WTO加盟の影響を最も強く受けることが想定されている保険業界の現状と加盟後の展望について、具体的な事例を取り上げながら、詳細に紹介している。


『ロシアのWTO加盟と機械産業動向』

2007年3月発行 A4判 78ページ 

 ロシアのWTO加盟後、一定の期間を経て自動車、民間航空機等の輸入関税が引き下げられる可能性が高い。また、一定の条件を満たして現地生産を行う自動車メーカーに対し与えられている工業アセンブリー措置というインセンティブがWTO加盟後は廃止される予定となっている。ロシアのWTO加盟が、日本企業によるロシアへの機械輸出および同国での現地生産に与える影響は極めて高いといえる。本報告書では、日本企業にとって最も関心が高いと思われるロシアの自動車産業、および、航空機産業の現状とWTO加盟後の変化の方向性を分析している。 


『中央アジア諸国の外国貿易・投資環境と日本の機械輸出の可能性』

2007年3月発行 A4判 140ページ 

 日本の中央アジア諸国向け機械輸出は比較的順調な伸びをみせているが、これはカザフスタン等のエネルギー産出国が日本の乗用車・建機の市場として成長しつつあることと、インフラ整備関連の支援事業向けに一定の機械需要が維持されていることによる。本報告書では中央アジアの2大国であるカザフスタン、ウズベキスタン両国の貿易・投資動向、ならびに制度に関する情報を広く収集した。巻末に200610月にタシケントで開催された「日本ウズベキスタン・ビジネス・フォーラム」に関する資料を収録している。 


『中央アジア諸国の輸送インフラの発展と機械設備需要』

2007年3月発行 A4判 100ページ 

 近年、中央アジア各国の急速な経済成長に伴って、物流需要が急速に増大している。こうした需要に応えるために、中央アジア各国では、輸送インフラの整備が不可欠の課題となっている。本調査では、中央アジアの主要国であるカザフスタンとウズベキスタンの輸送インフラの現状とインフラ整備政策等を分析し、それらをもとに輸送インフラ整備に必要な機械設備需要を予測、紹介している。 


『ビジネスディレクトリー2007

2007年3月発行 B5判 145ページ 

 本書は、CIS諸国でのビジネスに役立つ基礎情報、すなわちCIS12カ国の概況、各国の省庁、相互の大使館および代表部、そして日本の進出企業のデータなどを1冊に集大成した要覧である。最近では日本からロシア・NIS諸国への企業進出が増大しているので、その最新情報を採録した本書をぜひ1冊お手元にお備えいただきたい。 


『ロシア経済特区セミナー報告書』

2007年3月発行 A4判 106ページ 

 ロシア政府とロシア商工会議所は、経済特区制度について内外の理解を深めることを目的として、2006年5月にモスクワでロシア経済特区フォーラムを開催した。フォーラムに合わせてロシアNIS貿易会はミッションを派遣し、フォーラムに参加するとともに、ゼレノグラードとエラブガの2つ経済特区を訪れた。本報告書ではロシアの経済特区制度の解説と各経済特区の開発状況を伝えるとともに、中国など諸外国の経済特区との比較を行っている。 


ROTOBO高垣会長ミッションの足跡 20012006

2007年1月発行 B5判 233ページ 

 2007年5月に退任した(社)ロシアNIS貿易会の高垣佑前会長は、2001年から2006年の間に、自らが団長となって数名から数十名の代表団を引き連れ、ロシア各地およびNIS諸国を12回にわたって訪問した。訪問地は、西はモスクワから東はサハリンまで広大なロシアの大地の各地に及び、NISではウクライナ、カザフスタン、ウズベキスタンを訪問している。本報告書は、各ミッションにつき、日程、訪問地および訪問先、参加者などの概要をまとめ、各地を視察した所感などを克明に記録したものである。各国・地域の幹部との面談の模様も記録され、また訪問後に高垣会長が行った講演なども採録されているので、各地の最新事情を知る資料としてご活用いただけるはずである。冒頭のカラー写真を含め、各地の写真を多数掲載。

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